29/101:言い忘れ
2006年 02月 08日
さっき電話していて、話しそびれてしまった。
私たちはもうずっと、冷たい金属的なプラスチックの箱を耳にあてて、
互いに声を伝え、互いに声を聞きあっていた。
なのに、私は君に言い忘れてしまった、
私たちはいずれにしろ動かなければならない、
動き続けていかなければならない
ということを。
私たちはいつだって動いているし、動き続けなければならない、
だって、誰かが言ってた、それが生きることなのだもの。
どんなに動くのが辛くても、でないと生きてなどいけないのだ、残念ながら。
だのに私は言い忘れてしまった。
いくら先が見えなくても、
今がもう見えてしまっているのであれば、
私たちはその時大きく動くべきなのだ。
君の、私の、心の牙が折れてしまわないうちに、大きく。
たとえ遮二無二動いた結果が再び空気を掴んだとしても。
大きく。
私たちはもうずっと、冷たい金属的なプラスチックの箱を耳にあてて、
互いに声を伝え、互いに声を聞きあっていた。
なのに、私は君に言い忘れてしまった、
私たちはいずれにしろ動かなければならない、
動き続けていかなければならない
ということを。
私たちはいつだって動いているし、動き続けなければならない、
だって、誰かが言ってた、それが生きることなのだもの。
どんなに動くのが辛くても、でないと生きてなどいけないのだ、残念ながら。
だのに私は言い忘れてしまった。
いくら先が見えなくても、
今がもう見えてしまっているのであれば、
私たちはその時大きく動くべきなのだ。
君の、私の、心の牙が折れてしまわないうちに、大きく。
たとえ遮二無二動いた結果が再び空気を掴んだとしても。
大きく。
by sumi0313
| 2006-02-08 01:28
| 詩101題。