30/101:解凍
2006年 02月 25日
誰かがaと言うと、私の心のa'の部分が溶けていく
誰かがbと言うと、私の心のb'の部分が溶けていく
誰かがうんとうなずくと、私の心のどこかが溶けていく
誰かが手を差し伸べると、それに触れた私の心の一部が溶けていく
私はいつも自分で自分の心を冷凍してしまいがちで
冷凍すればもちろんいいこともあればわるいこともあって
でもいつも誰かが溶かしてくれる
わざと自分で凍らせてみたりするところや
自分でも気が付かないまま、かちかちになっていたところを
時に心をこめて
時にとても何気なく
ごくたまに
誰かが私の心を凍らせることもあるけれど
私だってたぶん誰かを凍らせているし
それ以上は誰かを溶かせてやれているのだと思いたい
言葉や身振り手振り
口角の上がり下がり
目のひかり
そういうものでお互いにお互いの心を
日々凍らせて、凍らせあって
日々溶かして、溶かしあって
人間ってそういうものだろうか
誰かがbと言うと、私の心のb'の部分が溶けていく
誰かがうんとうなずくと、私の心のどこかが溶けていく
誰かが手を差し伸べると、それに触れた私の心の一部が溶けていく
私はいつも自分で自分の心を冷凍してしまいがちで
冷凍すればもちろんいいこともあればわるいこともあって
でもいつも誰かが溶かしてくれる
わざと自分で凍らせてみたりするところや
自分でも気が付かないまま、かちかちになっていたところを
時に心をこめて
時にとても何気なく
ごくたまに
誰かが私の心を凍らせることもあるけれど
私だってたぶん誰かを凍らせているし
それ以上は誰かを溶かせてやれているのだと思いたい
言葉や身振り手振り
口角の上がり下がり
目のひかり
そういうものでお互いにお互いの心を
日々凍らせて、凍らせあって
日々溶かして、溶かしあって
人間ってそういうものだろうか
by sumi0313
| 2006-02-25 01:31
| 詩101題。