言葉を伝える練習帳。


by sumi0313
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<   2004年 07月 ( 10 )   > この月の画像一覧

となりあわせの世界

ちょうどこのブログを作りはじめた頃から読んでたんですが、
『カラマーゾフの兄弟』、ようやく読み終わりました。
着手してから実に三ヶ月…長かった。
てか時間かけ過ぎだ。
「あれ、こんなこと言ってたっけ?」って
途中ちょっと忘れたりとかしてました。
でも何とか達成。

でも何とか達成してみたものの、
全然消化しきれてないような気がする。
神とか罪とか愛とか、一筋縄では語れない概念のオンパレード。
それだけでおなかいっぱいなのに、
それを語る人たちの気持ちも常にゆらいでて
同じ人なのに全然言ってる事が違ったり、
でもやっぱりどれも本心だったり。
まさに人の感情のるつぼ。

登場人物はみんな異常ってほど
興奮したり嘆いたり叫んだりし歓喜したりしてる。
この「カラマーゾフ的」世界の住人に比べて
非常に淡白な現実世界の住人の私はちょっとげんなり。タメイキ。
「いちいちそんなことしてたら世の中成り立たないだろ」なんても思う。
そんな自分もちょっとイヤ。

でも、きっとこんな世界って、となりあわせかもしれない。
相手の男が愛しいのか憎らしいのかわからず苦しむ女性も、
思いつめすぎて精神病にかかってしまう次男も、
始終興奮して話が脱線しまくる夫人も、
この世界の水面下でただ息をひそめてるに過ぎないのかもしれない。
だれもがカラマーゾフの兄弟たちのような種を心に持ってるんだろう。
…って、なんとなく思いました。
またいつか、読む事があるかなぁ。多分ないなあ。
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by sumi0313 | 2004-07-29 02:04 | ほんよみ | Comments(0)

10日間

何をしてたんだろう。
いろいろと忙しかったはず。
カラダもココロもあちこち動き回ってた。

日記を読み返す。
そういえば夜中に泣いた。
そういえばみどりの桜並木を走ってた。
そういえば海から帰る途中、自分の役に愛想をつかした。

そんな10日間。

夏休みはまだだけどもうフライングしていて
中途半端に陽が落ちる。
ホメオスタシス
相変わらず狂いっぱなし。

しおかぜとレモンと塩素のにおい。
アルコールとたちうおとマーブルチョコ。

そんなものを呑み込んで
大切なものをいくつ吐き出したんだろう。
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by sumi0313 | 2004-07-27 03:56 | ことばづくり | Comments(0)

ふる

あめがふる 
じてんしゃのって 
 
ねずみいろ 
くもとどうろと 
にらめっこ 

おおつぶのあめ 
ひいやりと 
はだにのっては 
あせまじり 
ふくにとけては 
かくれんぼ 
 
すべてのものが 
まぜこぜで 
あついくうきも 
よどんでた 
 
わたしははしる 
ねずみいろ 
わたしのうえを 
なつがふる 
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by sumi0313 | 2004-07-17 07:04 | ことばづくり | Comments(3)

ストイック・スポーツ。

a0017830_22944.jpgなつめは、かっこいいもの・強いものに
憧れることが多いです。
チワワもいいけどやっぱりジャーマンシェパード。
いちごサワーもいいけどやっぱりクバリブレ。
キキもいいけどやっぱりナウシカ。
カブもいいけどやっぱり単車。
ああ、バイクの免許とりたいなあ。

ちょっと話がそれちゃったんですけど、かっこいいもの・強いものが好き。
ということで、武術なんかもイイナーと思って、大学の体育の授業で
一昨年はボクシング、そして今年は弓道をとってみました。
他にも合気道とか空手とか、あと馬術とかカバディとかあったんだけどね。
ってうちの大学すごいな…種目豊富すぎ。

また話がそれちゃったんですけど、4月から週一回続けて、
ようやく最近ちゃんと弓と矢を持って、的を狙おうというとこまできました。
弓道は、すぐ弓矢で射る、ってことは難しくて&危なくてできないので
最初は太いゴムの輪っかを使って型の練習をしたり、
弓の持ち方・矢のつがえ方を少しずつ習ったりと、
地味な練習がけっこう多い。

弓道っていうとまずは精神鍛練ってイメージだけど、
私が習ってる先生の流派はきちんと
的に当てること=的中も重視してるらしい。
心はその後からついてくるっていうか。そんなかんじらしいです。
確かに忠実に型に従って動いて、
なにより必要なのが心の平静と集中力。
これは真面目にやってたら自然に鍛練になるなあと思いました。

リラックスして、集中して、神経を研ぎ澄まして、力いっぱい弓を引いて。

タン、
って、的に当たる音はすごく硬質で冷静な音で、なんともいえない。
それが的の中心であればなおさら。
まだ時々しか当たらないけど、がんばってうちまくって、
心も一緒に鍛えたい!
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by sumi0313 | 2004-07-16 02:31 | ひびおもう | Comments(4)

一生懸命考えたんだし。

半年くらい前から、ビジネス系のメールマガジンを
いくつかとるようになりました。
その中でもピカイチ☆だと思うのは『プレジデントビジョン』
成長しているいろんな会社の社長さんに、インタビューをする、
という内容なんですが、読んでてとても意識が高くなります。
その中で、たまたま見た記事のタイトルを見て、

あっ

って思いました。
『迷う時はどちらも正しいんだ』って言葉。
心の隅でずーっとくすぶってた思いが、すとんって落ちたような。

この言葉って、すごい。
何かを選ぶ時ってすごい考えて、悩んで、苦しんだりして、
で選んだ途端「良かったのかな」なんて後悔することも時々あったりして。
でも、この言葉を思い出せばきっと、少し前向きになれて、
選んだ方にがんばって進むことができるような気がします。
特になつめは優柔不断なので…
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by sumi0313 | 2004-07-15 06:22 | ことばさがし | Comments(4)

甘い生活

ちょっと重い話題が続いちゃったので、調子もとに戻しますっ

最近、30%ほど昼夜逆転生活です。なんて中途半端。
朝3時とか4時とかに寝て、昼の12時とか1時とかに起きたりしてます。
ダメだ…怒られてしまう。
自分でもかぁなり非効率だってわかってるんだけど、
一回そういう状態になったらなかなか夜に眠くならない。
これ書いてる今も余裕で夜中の3時近く。
これはもういっそのこと徹夜とかして眠い状態を維持しつつ
夜までがんばるくらいしないといけないのかなあ。
むりやり午前中に予定いれまくるとか。
せっかく夏なんだし、もうちょっとまぶしい光を堪能したい。

…ってここまで書いたら、
自分が大学生だからこんな生活できるんだ、って急に感じた。
怠惰。モラトリアム。甘っちょろい生活。
まあこんな生活できるのもあと半年。
夜行性を発揮するのは時々にして、
明るい時間を学生的にちゃんと使おう。

朝から図書館行って勉強するとか
時間気にしないで友達と昼ゴハン食べつつ語るとか
授業さぼって海に行くとか(ちがう)

学生時代=モラトリアム=猶予期間。
なんの猶予だろう?
「社会に出ること」の猶予?まあ、そういうことでしょう。
なつめがなんとなく感じるのは、「逃げられなくなること」の猶予。
たぶん、今ってきっと気づかないいろんなことが猶予されてるんだろうなぁ
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by sumi0313 | 2004-07-14 02:59 | ひびおもう | Comments(0)

当たり前の事実

"I'm a human being."

「僕は人間だ」

当たり前の、どうってことない言葉。
言葉を話すのは人間なんだから、その存在は人間以外の何者でもない。
決まりきった事実。
なのに、時として、誰かにとって、
この言葉をどうしても使わなければならないことがあるなんて。

またちょっと、障害についての話ですが。
最近、珍しく自分で映画を借りて見ました。
"The ELEPHANT MAN"(1981)
けっこう有名な映画みたいです。
モノクロで、怖くてかなしくて残酷な映画。

時代は19世紀末のイギリス、ロンドン。
先天的な奇形のため、見世物小屋で「エレファント・マン」として
見世物にされていた青年ジョン・メリックに、
一人の外科医が目をつける(最初はほんとそんな感じ)。
彼は「エレファント・マン」に病室をあてがい、看護婦に世話をさせる。
少しずつ、本来持っていた知性と純粋な性格を出して行くジョン。

いろんな意味でこわい映画だった。
彼に対してやさしく接する人たち。
彼らの真意がよく見えない。心からそう思って接しているのか、
それとも本当は嫌悪感や恐怖感があるのを隠しているのか。
ジョンの顔を興味本位で覗き込む人たち。いたずらするひとたち。
彼らは当たり前のようにジョンを人間と見なしていない。
そして自分。
ジョンの姿がなかなか出てこなくて、びくびくしながら画面に見入っていた。
やっぱり、人間として見れてなかったのかもしれない。

人が人として扱われる事の難しさ。
映画を見た後、私が考え込んでしまったのは、
もしジョンがこの知性と性格を持ってなかったら、もっというと、
もしジョンが知的障害をも併せ持っていたら、ということだった。
そうしたら実話をもとにしたこの映画は成立してなかっただろう。

彼が「人間」として一部の周囲に認められ、人気を博したのは
奇形という外見と内面のギャップが要因だった。
もしそれがなければ、本当に「人間」として扱われる事ができただろうか。

彼は知性と純粋な性格を持っていた。
そうして、最期に幸福の眠りについた。
それでも、どうしても私はハッピーエンドなんて言葉では片付けられない。

彼は人々に向かい、全身で"I'm a human being."と叫ぶ。
あまりにも痛すぎる言葉。
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by sumi0313 | 2004-07-13 02:51 | ことばさがし | Comments(0)

収穫です。

a0017830_4262.jpg夜は雨が降った後で、少しだけ気温が下がってた。

で、なつめはいつものように街を歩いていて、
駅ビルで催されていた古本市にぶちあたりました。
前からやってたのは知っていたけど、
今日はちょっと気が向いて、
文庫のところを目で追っていたら…

気がつけば「1850円だね」
レジのおじさんに値引きをお願いするも、あっさり断わられる。
かわりに福引券をもらいました。

なつめが買ったのは、
『細雪(全)』 谷崎潤一郎
『レナードの朝』 オリヴァー・サックス
『暗夜行路(上・下)』 志賀直哉
『ねじまき鳥クロニクル(1・2・3)』 村上春樹
『俘虜記』 大岡昇平
『この土の器をも』 三浦綾子
計9冊(上下巻とかも含めてね)。
読んだらまた、ちょくちょく紹介していきたいです。

もともとの値段で計算してみたらなんと5000円超!
やっぱり古本はいいなあ、と思いました。

どうもまずは名作と言われているものは読んでおきたい!
と思っているので、そういうものを手に取りがちなんですけど、
有名でも有名じゃなくてもいろいろ読みたいな…

速読法を身につけたい!と最近強く思うのです。
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by sumi0313 | 2004-07-11 04:27 | ひびおもう | Comments(2)

ほんとのしあわせ

きっかけは、大学でとってる授業の課題本。
ひさーしぶりに谷崎潤一郎を読みました。
といっても、前に読んだのはもう5、6年前…?
その時は『痴人の愛』を読んだんだけどね。
あんまり釈然としなかったなぁ。高校生だったからかな。

で、今回なつめが読んだのは、『春琴抄(しゅんきんしょう)』。
舞台は明治~昭和の始めの大阪。
話の流れから考えると、どうやら実在した人のようです。
主人公は、幼い頃に病で失明した、三味線の女師匠、春琴と、
その師匠に昔から仕え、身の回りの全てのことを世話していた佐助。
春琴は容貌が非常に美しく、三味線の才能もずば抜けていた
(が、かなりのわがまま)。
その春琴を、性格・容貌全てひっくるめて愛していた佐助は
ある事件で春琴の顔がひどく傷つけられた事をきっかけに自ら…
自らどうしたかというと。
自分で自分の両目を潰しました。

なつめはこの本を読んで、かなりショックでした。

佐助が自ら盲目になったのは、一つは春琴に
「佐助にだけはこの顔を見られたくない」と言われたから。
もう一つは、佐助が春琴の変わり果てた顔を見るに耐えなかったから、
つまり、佐助はいつまでも春琴の美しい顔を
自分の中に留めておきたかったから。

佐助の、春琴に対する愛と、春琴の美に対する執着がないまぜで
どうも素直に感動しきれなかった。
でも、行間に強く描かれているのは光を失った後の、佐助のしあわせ。
失明し、愛する春琴と同じ感覚・同じ世界を共有することが
この上ない幸福であると周囲に佐助は語る。

『銀河鉄道の夜』じゃないですが、
ほんとのしあわせってなんだろ、と思いました。
盲目であることは、必ずしも不幸ではない?
障害を持つこと自体は必ずしも不幸ではない?
その人がどう感じ、どう生きるか。
障害はしあわせな人生を送ることにおいて
大きな影響を与えることは確かだけど、
そしてどうもそれは悪い影響だと考えてしまいがちだけど、
そんなことはなくて。
改めて、自分が障害に対する
負のイメージを持っていた事に気づかされた。
ほんとのしあわせっていうのは、自分の価値基準の中。
外から見て、どれがしあわせでどれがしあわせじゃないか、なんて
決められることではないんだなあ、と感じました。
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by sumi0313 | 2004-07-09 05:01 | ほんよみ | Comments(0)

自分に厳しい言葉。

今日、誠実であれ、と人に言われました。

誠実。
人の性質を表わす言葉の中でもすごくいい言葉の一つだなと
なつめは思います。
やさしいとか、正直とか、いろんないい要素が
合わさった状態を表わしているような気がするんです。

でも、それだけに難しい…
誠実であるということ。
自分や他者に対し、
偽りがなく、真心を持って接するということ。

今の私は誠実っていえるような状態ではないなあ
ずるしてばっか、ラクしてばっか、逃げてばっか。
例えば健康という概念のように、
誠実という状態も100%完全に…ってなるのは
そうそう簡単じゃないことかもしれない。
でも100%なる!ってぐらい気合い入れてがんばらないと、
ちょっとも進めないかもしれない。

誠実であるということは、自分に厳しいということで。
常にこの言葉、こころに置いておきたいなあと思いました。
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by sumi0313 | 2004-07-06 00:02 | ことばさがし | Comments(0)