言葉を伝える練習帳。


by sumi0313
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6/101:確率

メールを送ったのに
あのひとから反応がない
どうしたんだろういつもは
すぐに返事をしてくれるのに

わたしは確率の計算をしてみることにした

まずは単純に
私のメールに気づいていない確率と
気づいてる確率が1/2ずつ

さらに分けて
気づいていない中で
携帯がそばにない確率と
寝てる確率
電波が届かないところにいる確率が1/6ずつ

気づいてる中で
忙しくて送れない確率と
事故に遭って送れない確率
私に何か怒ってて送らない確率が1/6ずつ

この中で最後の2/6の確率でないことを願っていると
メールか来た

その瞬間
確率の計算なんて
結局あのひとからのメールを待つ
ただの時間つぶしだったことに気がついた
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by sumi0313 | 2004-10-30 02:05 | 詩101題。 | Comments(2)

5/101:ひとくち

クジラが
プランクトンの後ろで開けた ブラックホール
カメレオンが
コオロギの真横から伸ばした ゲルの舌
ウツボカズラが
ハエの上から閉じる みどりの屋根
カワセミが
ウグイのはるか彼方からさし向ける 黒曜石のくちばし

ゆったりと でも確実に

私はひとふさのブロッコリー
何も生まれないたまご
30円のアルコール
誰かの愚痴
ジョイスの文章

日常のさまざまなものをたいらげながら
彼らの持つ ひとくちの神秘にあこがれる
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by sumi0313 | 2004-10-27 16:34 | 詩101題。 | Comments(2)

4/101:電話

ちいさいころ電話が嫌いだった
不意に鳴るベルの音とか
受話器を耳に当てると
知らない声が飛び込んでくるのとか

自分から知らないところにかけるなんて
もってのほか
習い事をお休みするとき先生に電話するのだって
誰にも聞こえないように
二階に上がって 部屋で一人きり 
心の準備をいくらしても
緊張して声が震えた

今も 相手が見えない電話は
あんまり得意な方じゃない

君と初めて電話した時も実は不安だった
でも
意外と長電話になって
思ったよりたくさん話すことがあって

なんかちょっと嬉しかったんだ
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by sumi0313 | 2004-10-24 22:33 | 詩101題。 | Comments(4)

ひたすら!

先月末、100円ショップに行ったら毛糸が売ってました。
最近はいろんな種類の毛糸があるんですねー
なんか嬉しくなってさっそく5玉買いました。
そうして今日、一本目のマフラーが完成したんです♪

a0017830_3294135.jpg


白とうすいオレンジ色が混ざったぷわぷわの変わり毛糸にしてみました。
一緒にいるのは、黄色いかえるのぬいぐるみ。
今年の、私のかえるブームに火をつけた張本人。

編み物はおととしに本格的にはまりました。
しかし、あんまし難しくて時間がかかるのはめんどくさいのでマフラー限定。
マフラーくらいだったら、基本的な編み方さえ覚えてしまえば
あとはその繰り返し&組み合わせなので、
テレビを見ながらでも良し、音楽を聴きながらでも良しなのです。
しかも、単純作業をずっとしてるので、無心になりたい時はなれるし、
考え事とかも意外とできます。
この、ひたすら手を動かして何かを作るっていうのも結構好きな時間だったりして。

今年もまた、思いがけずはまってしまいそうです。卒論あるのに…
次どんな模様で編もうかなあ
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by sumi0313 | 2004-10-23 03:40 | ひびおもう | Comments(0)

3/101:記憶

憶えていること
それは生きてることを確認すること

憶えていないこと
それはイチゴの上に乗っかった小さな青虫

その青虫は
自分がどこで生まれて
何を食べて
どうしてイチゴの上に乗ったのか
なにひとつ 憶えていないだろう

自分が生きてるのかどうかも

小さな小さな青虫は
見つめている私にも気づかずやがて死を迎える

もしかしたら私は誰かから見たら青虫で
この大地は真っ赤なつぶつぶの表皮かもしれないけれど

これまで何をしてきて
このさき何がしたいのか
自分にとって誰が大事なのか
何が幸せで何か辛かったのか
どうして何度も泣いてきたのか

しっかり 憶えている
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by sumi0313 | 2004-10-23 02:43 | 詩101題。 | Comments(4)

2/101:図書館

数百万冊の本が眠る地下で
動く書棚に出会った。

彼らはずらりと立ち並び
その肌はてらてらと金属の光沢。
ボタンのランプがぼんやりと
確かに動くことを主張していた。

息づかいとリノリウムの足音、ページをめくる音
それしか聞こえない空間の中で
私はこっそりボタンを押してみる。

途端に彼は不協和音
きっちり書棚ひとつ分、左に逃げた。
それまで存在していた空間はつぶれ、
新たな場所が生まれる。

私は生まれたばかりの
書棚と書棚の隙間にもぐりこむ。
彼らの背は高いから
電灯の光さえそこにはうまく入れない。

その隙間の一番奥の奥にいて
本の背表紙を目で追いながら
誰かがボタンを押すことを想像してみる。
ひとつ隣の書棚が左に逃げ
私がいるこの空白は消えていく。
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by sumi0313 | 2004-10-21 23:19 | 詩101題。 | Comments(2)

1/101:ひるやすみ

ごはんをつめこんだ後 

彼は煙草を吸い 
彼女はジッドを読んでいた 

彼女は煙草が気になり 
彼はジッドに興味を持った 

そのまましばらく静かに過ぎて 

時計の針に突き刺され 
午後が始まる 

二人の余韻は残したままで 
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by sumi0313 | 2004-10-21 02:59 | 詩101題。 | Comments(4)

100題チャレンジ。

リンクしている神丘さとるさんのブログの記事を見て、
「100のお題」なるものがあることを知りました。
題にそって100コ、文章(詩だったり散文だったりいろいろ)を書くということなのです!

おもしろそう…。

ということで私も詩で挑戦してみることにしました☆
題はネット上にもいろいろあるようですが、私は、自分で100題作ってみました。
これで行ってみようと思います。

*追記(2004.10.21)
100にプラスひとつして、101題にすることにしました。
100よりさらに…ということで、なんというか、成長できたらな、と思います。
"Impossibe is Nothing!"のoKiさん、すてきな提案&いいお題
どうもありがとうございました☆


《日常の100題》

001:昼休み
002:図書館
003:記憶
004:電話
005:ひとくち
006:確率
007:これから
008:今
009:鍵
010:都合
011:追伸
012:終電
013:本
014:コピー
015:途中
016:ひま
017:お知らせ
018:おやすみ
019:報告
020:行事
021:戒め
022:返事
023:もう少し
024:アイビー
025:東京駅
026:ひこうき
027:限定
028:注文
029:言い忘れ
030:解凍
031:希望
032:顔
033:帰る
034:夜
035:いたい
036:一度
037:あさって
038:番号
039:缶詰
040:まんまえ
041:時間
042:教えて
043:遺跡
044:代わり
045:部屋
046:コース
047:責任
048:完全
049:つづき
050:おねがい
051:出発
052:たくさん
053:応援
054:待ち合わせ
055:階段
056:骨
057:ロータリー
058:ゆっくり
059:家
060:合流
061:メイン
062:豆腐
063:どしゃぶり
064:合格
065:夕方
066:まっすぐ
067:角
068:欲しいもの
069:泳ぐ
070:事情
071:可能性
072:約束
073:薬
074:材料
075:症状
076:真っ赤
077:タイミング
078:山手線
079:ポスト
080:はずれ
081:さいご
082:機会
083:アルコール
084:背景
085:休憩
086:日曜日
087:なんとなく
088:料理
089:血液
090:空気
091:最大級
092:期限
093:信号
094:バオバブ
095:基本
096:アルバム
097:写真
098:チョコ
099:海の水
100:メッセージ
 +
101:夢
(2004.10.21追加)
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by sumi0313 | 2004-10-20 05:07 | 詩101題。 | Comments(5)

あたみ日記7

二日目つづき:ひたすら

全員そろってスタート。作戦通り、まずは40分間ぶっ通しで泳ぐ。
これでどういうペースで行くか、どれくらい疲労するか、次の休憩は何分間隔で取るか…
みたいなことを大体判断する。
とはいっても、ひたすら泳ぐしか岸にたどり着く方法はないわけで、
基本的に、ドラクエで言えば「ガンガンいこうぜ」の作戦(古い?)。

ちょうど隣に並んでいるチームに対抗し、「追い抜こうぜ」の言葉を出す。
知り合いのチームだ。負けてられない。
3人はややピッチを上げ、順調にいくつか船を追い越した。

しかし、最初のうち出ていた、スケッチブック「その調子」の言葉が、だんだん出てこなくなる。
1年生のソネが、思うようにスピードが上がらない。
逆に、先頭のタケナカはもっとピッチを上げたがっているので
自然とタケナカとソネ・ケンタが離れてしまう。
泳者間が一定の距離、離れてしまうと失格になるので、先頭に「スピードダウン」の指示。

ようやく40分が経ち、一時休憩を入れる。
休憩とはいっても船には上がれず、何もつかめないので
立ち泳ぎで水分補給ということになる。
時間は1分あるかないかくらいだ。
少しうすめたスポーツドリンクをミニボトルに入れ、3人に投げる。
「お前、大丈夫か?」
ケンタがソネに声をかけるが、だいぶ消耗してるようだ。
とりあえず、このまま行くしかない。前を行くチームとはまだだいぶ離れている。
次も40分で休憩にするということに決め、3人は水分補給が終わるとまたすぐ泳ぎだした。

しかし、やはりソネがかなりきつそうだ。
スケッチブックの言葉も「スピードアップ」「がんばれ」といったものが中心になってくる。
この40分が長い。泳者にとっては、もっと長く感じるだろう。
前に行きたがってるタケナカに、
何度も「スピード落とせ」のサインを出すのが、少しつらかった。
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by sumi0313 | 2004-10-18 01:49 | おでかけ | Comments(0)

遅刻

渋谷を歩いていたら
秋にばったり出くわした
わたしの好きなセルリアンブルー
透明なそらに
鳥みたいな飛行機が遊びに来ていた

そういえば4年目のジャケットも
だいぶ伸びたかみのけも
秋になったって言ってたのに

毎年
私は秋に遅刻する
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by sumi0313 | 2004-10-17 03:48 | ことばづくり | Comments(2)