言葉を伝える練習帳。


by sumi
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<   2006年 04月 ( 5 )   > この月の画像一覧

32/101:顔

鏡の中の自分の顔、いつもたいてい無表情。

たまにしかないけどチークをつける時ちょっと笑ってみる。

不自然。

自分の笑顔は写真で時々見る。

やっぱり笑顔が一番いいのかな?

よくわかんない。

自分では決めないでおこう。



あの時、私はどんな顔してたんだろう?って思う。

あの時、あの時、あの時、あの時、それからあの時。あの時。

私は知らない。

私がどんな顔をして生きているか。



私と一緒にいた人たちしか知らない私の顔。
誰も知らない私の顔。

どっちも、多分、必要、なんだと思う。

意識的に笑う私。
無意識に笑う私。

どっちも、多分、アリ、だと思う。
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by sumi0313 | 2006-04-20 21:22 | 詩101題。

たまに本じゃなくて

最近、本のレビューが続いてばかりだ。
今回は珍しくマンガの話。
珍しくどころかこのブログでこのテーマはなにげに初めてかも。

浦沢直樹、友達にすすめられて半年前くらいに
『20世紀少年』を読んでから、好きになった。
それから『MONSTER』を読んで、昨日古本屋さんで
たまたま『PLUTO(プルートウ)』を見つけて、衝動買い。
いつもながら、反応が遅いというか、
周囲の流れについていくのが遅いなあ、と思う。

もともと手塚治虫は大好きで、小さい頃からよく読んでた。
メジャーなのだと『火の鳥』『ブラック・ジャック』『W3(ワンダースリー)』とか。
『ブルンガ1世』とか『白いパイロット』とか、多分他にもいろいろ。
いろんな作品で、よく見るキャラクターが
入れかわり立ちかわり出てくるのも、好きだ。

でも意外と『鉄腕アトム』はそんなに読んでいなくて、
『PLUTO』のもとになってる「地上最大のロボット」の話は知らなかった。
読んでないから、どこからどこまでが原作の設定なのか全然わからない。
出てくる登場人物もだいぶ手塚の絵とは違っていて、
「ああ、これがあのキャラか」なんて頭の中で一致させる作業も結構面白い。
なにより、話自体が面白い。

生半可な人が描いたらこうはいかなかっただろうなあ…
というか、ジャンルがまず少年マンガじゃなくて正解だと思う。
大人の空気を多分に含むものを描く人がリメイクしたからこそ、
ただのパロディじゃなくなることができたんだろうな。

もちろん、今も続いてる『20世紀少年』もすごい。
これ読んでる人に、「ともだちがね…」って言うと、
大抵みんないい反応するのがちょっと面白い。
浦沢直樹おすすめ、おすすめ。ってもうみんな読んでるかな。。
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by sumi0313 | 2006-04-19 00:07 | ほんよみ

国家の云々

本はよく読むけれど、読むのはもっぱら小説で。
私が一番読まないのが実用書とか新書のたぐいの本。

だから、『国家の品格』という名前の新書がいますごい売れてる、
ということは知ってたけど、全然読む気はなかった。
そんなある日知り合いが読んだらしく、ちょっとその話を聞いた。
その人は、私が大学で文化人類学をやってたのを知っている人で、
「文化人類学やってたんなら読んでみるべきだよ」的なことを言っていた。
で、ちょっとだけ興味を刺激されて翌々日、本屋でさっそく買って読んだ。

多分、読み終えるのに2時間もかからなかった。
でもざざーと流し読みしたわけじゃない。一応、しっかり目を通したつもり。
なんというか、面白い本だなあ、とは思った。

こういう類の、つまり文化やら国家やら社会やらについて論じた文章を読むとき、
私はどうもうがった見方をしてしまうというか、斜に見てしまう癖がある。
それが文化人類学をやったからなのかそうじゃないのか、
いいことなのか悪いことなのかわからないけど、
そういうスタンスで読むので、無論本書に100%賛成など到底できなかった。

大きくこの2つが私にとって減点対象。

○特定の文化や思想、枠組みなどが優れているからといって、
 それは本来他者に押し付けるべきではなく、「使命」とするべきではない
○日本の武士道、神道、(日本に根付いた)儒教的観念の良さについて
 述べられているが、同時に存在する弊害については述べられていない

他にも細かい部分で読みながらいろいろと反発しちゃったので、
そういうのも差し引いてまあ7割がた賛成というところかな…

もちろん日本独特の文化や自然に対する美意識の鋭さに関してはうなずける。
今の時代、論理性・合理性が勝ちすぎていて歪みが出ている、という点も納得。
民主主義や資本主義が最上のものではないという考えもわかるし、
日本独自の良さを再認識すべきだ、というのも、わかる。
でも根本のところ、日本独自の良さを他国に拡げていく、それを
「神聖な使命」であるとはっきり書いているのがどうかと私は思う。
それは思い違いだ。というか思い込みだ。
そもそも、文化や思想そのものやそれを伝えることに、神聖も何もない。

こういう本が出ること自体は別にいいと思う。読むのもいい。
でも、こういう本がベストセラーになってしまうことが問題のような気がする。
なんとなく。まあ、そういう私も読んでるんだけどさ。
でも、読んで、そうだなとかそうじゃないなとか、いろんなことを考えた。
そういう意味ではいい本かも。

ちなみに、私が一番気に入ってるのは、この一文。
「私は、ガーナ人でガーナを愛さない奴がいたらブッ飛ばします。」
これがある意味いちばん素直で正直な気持ちの一文なんじゃないだろうか。
思わず笑ってしまった。
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by sumi0313 | 2006-04-11 15:37 | ほんよみ
…といえば、聖書だろう。
まあ、中身は時代を経るごとに若干変わってる可能性があるにせよ、
一番多くの人に読まれている存在には違いないと思う。

最近、本をひたすら読んでる私。
買っては読み買っては読み、
もしくは前に一度、頓挫した本を探し出しては読みの日々。。
そこである日たまたま読む本がなくて、
本棚をあさってたらふと新約聖書を発見。

新約聖書もそういえば、興味半分で読み始めて挫折していたなあ、と思い。
宗教は信じてはないけれど、宗教そのものに関してはわりと興味を持ってたので
どうせ他に読むものもないしこの際、と思って(ごめんなさい)
1~2週間ほどかけて読破いたしました。
いや、きつかった。

ちなみに旧約の方はきちんとは読んでないけど、大体内容は知ってる。
一番最初の創世記らへんはわりと好き。

というか新約より、旧約の方が好きかなあ。
こういうの、好き嫌いで言っていいのかわかんないけど。
あと、ときどき首をかしげつつ、読んでました。
聖書と自分の間にある深い溝みたいなものを終始、感じて。

知ってる人に解説してもらいながら読めばまた違うんだろうけどね…

何かに対して、それを知らないままで勝手に意見したり
論じたりするべきではない、と私は思うタイプなので、
とりあえずひととおり読んで知ることができてよかったとは思うかな。

なんとなくね、コーランも読んでみたいな、
でも聖書よりさらにハードル高そうだなあ、と思ってたら、
阿刀田高の『コーランを知っていますか』という本を本屋で見つけた。
次はこれかなー。
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by sumi0313 | 2006-04-05 08:26 | ほんよみ

もう書かれてた。

2週間近くもブログを休んでしまっていたけど、
その間、全然文章を書いていなかったというとそうでもなく。
小説というか、短編みたいなものを2つ書いた。
詩とか短い文じゃなくてそれなりにまとまった文章を書いたのはすごく久しぶり。

でも昨日、向田邦子の『阿修羅のごとく』を読んで、あれえ、と思ってしまった。
私がずっと書きたかったことがもう書かれてるなあ、と思ったから。

好きな作家はたくさんいるし、読むたびに何かしら感じるものはあるし、
読んでると書く意欲を刺激される本も多いけど、
本を読んでこんな事を感じたのは初めてだった。

『阿修羅のごとく』は小説ではなくて、ドラマの脚本だ。
厳密に言えば、脚本と小説はジャンルが違うけれど、
でももう書かれちゃってたなあ…という思いは、
ジャンルがどうこうのレベルじゃなかった。

別に今まで自分が、自分だけのテーマを描く、なんて
思ったりしてたわけじゃない。
どこにでもあって、大昔から腐るほど書かれてるテーマだけど、
それでも自分なりに感じたこととか、思ったこととか、
今はまだ書けないけど、自分だけの言葉でいつか書きたいと思っていた。
なのに、なんでそんな風に感じてしまったんだろう、
向田邦子の文章は彼女自身のもので、私の言葉ではないのに。

ちょっと困ったわ、と思う。
私が好きな作品はもっと別にあるし、すごいと思う作品ももっと別にあるし、
大感動するわけでもなく、普通に読み終わった作品だった。
にも関わらず、自分が書こうと思ってたモヤモヤした何かが
その本にははっきり描かれていた。

さて、じゃあ自分は何を書こう? と思った。
かといって、別に悔しくないし、落ち込むわけでもないし、
創作意欲が削がれてしまったわけでもない。
でも、もしそのテーマを、いま自分がいかにがんばって書いたとしても、
いまの自分の力ではその作品には及ぶはずもなく。。
どうしようかなぁ。
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by sumi0313 | 2006-04-02 01:42 | ひびおもう