言葉を伝える練習帳。


by sumi0313
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100年後!

最近、妙にうれしくて周囲に言いふらしてることがある。
こういうの、自分の中でかなり珍しいんだけど…

私は、高村光太郎が生まれたちょうど100年後に生まれてたらしい。

もともと誕生日が同じ日だってのは知ってたんだけど、久しぶりの本屋でたまたま彼の詩集を買って、経歴のとこ見てみたら生まれ年がちょうど100年前でびっくりした。
で、なんか知らないけどすごいうれしくなった。

高村光太郎は詩人であり彫刻家でもある人。評論とかも書いてるかな?
昔、代表作の『智恵子抄』を読んで、いいなあと思った記憶がある。

私が好きなのは「レモン哀歌」「ぼろぼろの駝鳥」。
いままだ読んでる途中だけど、また好きな詩がいくつか増えるといいな。
詩もがんばってまた作るぞー。
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by sumi0313 | 2008-12-29 19:43 | ひびおもう
今年ももう残り半月。
仕事終わったあとのまかないビールがおいしい今日この頃。

昨日、ようやく久しぶりの本を一冊、読み終わった。
三浦哲郎の、『白夜を旅する人々』。
久しぶりに読んだのが、この本でよかったなあ、となんとなく読みながら思った。

昭和の初め、青森の田舎にある呉服屋が舞台。
一家にはすでに男2人、女3人の子どもがいるけれど、今度、もう一人子どもが生まれることになった。
その出産を待ち受ける、家族の描写から物語は始まる。
しかし新しく生まれてくる子どもに対して、彼らが抱くのは期待ではなく、大きな不安。
どうか長女や3女のように生まれつかないで、と彼らは願う。

タイトルは『白夜を旅する人々』だけど、別に旅の本じゃない。
でも、この「白夜」という言葉は、この物語を象徴する大事なキーワードだ。

暮れるでもなく 暮れぬでもなく
眠れるでもなく 眠れぬでもなく
ただ深い井戸の静寂に包まれて
寝返りを打つばかりの白々とした夜

宿命を持って生まれた長女と3女、そして家族は、ずっとこういう「白夜」を旅している。
だから、物語自体はけして楽しい感じではないけれど、それでも落ち着いて読めるのは文章のせいだろう。
登場人物の気持ちが丹念に描かれていて、その描き方も丁寧で、やさしい感じがする。
しっかりしたつくりの、いい作品だなあと思った。
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by sumi0313 | 2008-12-17 14:30 | ほんよみ