言葉を伝える練習帳。


by sumi0313
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in the bathroom

溜めすぎた
あたたかいひとかたまりに浸ったら
ぞわ、と鳥肌がたって
つまり冷えた表皮が抵抗した

首まで沈めて
顔ぎりぎりのところを波うちぎわにして
ぼんやりしてみるけれど

思考や感情のちりぢりになったのが
水面から空中にたゆたう

夜も更けて
北側のくもり硝子の窓は
光の加減できれいな藍色
そんな色をしていたなんて
いまのいままで気づかなかった

うたかたにまみれて
つかのまの放念に身をまかせ
うたかたの思いを馳せ

魚座の私は
だいすきな水に包まれて
水と一緒になりたいけれど
水はそれを許してくれない

すこし沈むと
のど元がぎゅうとなって
胸が押しつぶされて
身体のかたちを思い知らされる

今日もあきらめて
湯船に浸かったまま栓を抜く
すこしずつ流れゆく水とともに
私の魂も排水口に吸いこまれる気がした
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by sumi0313 | 2016-03-29 02:53 | ことばづくり

雑詠 春雷、他

春雷のとどろき人皆ぎくりとす

雷のどう、と鳴る夜 春の一撃

神鳴りていよいよ春めく気配かな


久しぶりの雷の音にびっくりして、思わず「春」「かみなり」を入れてぱぱっと三句。
三句目はちょっとやっつけ感があるかな。


アネモネのかひなに抱えるほどほしい
罪またひとつつんでいくよに

かわいいかな一列並ぶ子どもらの色とりどりの傘の花々


この二つは少し前に作ったもの。
桜は少し足踏みしてるけど、明日からきっと、あったかくなる。
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by sumi0313 | 2016-03-28 21:17 | ことばづくり

a incident

昨日、仕事場の目の前のマンションで、飛び降り騒動があった。
騒動といっても、結局当事者は外に姿を現さず、通報を受けて集まった警察官やマットを用意していた消防士らも、しばらくしたら帰っていった。
どういう経緯で通報が行ったのか、どういうふうに事態が収束したのかはよくわからないけれど、まあ最悪の事態にならなくてよかった。

なぜ彼もしくは彼女は飛び降りようと思ったんだろう。
おびただしい数の警察官や消防士や通行人は、何度も何度も上を見上げていた。

死んでは駄目か。
少なくとも、あんな風な状況になってしまっては駄目だろう。
自ら死のうとするなら、時間をかけてしまったり、誰かに心配されるような余地を作ってはいけない。
生死のラインをあっという間に、何気なく踏み越えないと、死はどんどん遠ざかる。本能や周囲によって引き離される。

彼もしくは彼女が、あの時飛び降りなくてよかったと、いつか思えたらいい。
生きていくって、時々すごくきっついけど。
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by sumi0313 | 2016-03-08 15:54 | ひびおもう

雑詠 真夜中

この隙間埋めるものなくコンビニのチーズケーキ口に押し込む

明日もまた今日の九割なぞるとて疲れ溜まれど眠りたくない

本映画ブログ音楽Twitter酒お菓子
でもなにか、足りない



まあ、こんな日もあるか。
考えすぎは禁物。
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by sumi0313 | 2016-03-02 02:57 | ひびおもう