言葉を伝える練習帳。


by sumi0313
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

<   2017年 06月 ( 1 )   > この月の画像一覧

フクロウカフェ

フクロウカフェなるものに行った。

フクロウだけでなく、小鳥やハリネズミなどもいる。
普段なかなか触れ合えない動物たちに、直接触れることができるという意味では、貴重なのかもしれない。

途中、小型のフクロウが肩に載ってきてくれた。ヒナの頃からその店で育てられたので、全く人を警戒しないのだという。他の小動物たちも、抱いたり撫でたりして少しの時間を過ごした。

猫カフェとかうさぎカフェとか、動物との触れ合いに主軸を置いた店はいろいろあるけれど、行くのは初めてだった。なんとなく、自分の感覚に矛盾が生じて、混乱する。かわいい。でも、かわいそう。

触れ合うために、店員さんがケージから出してくれた小鳥は、尾羽がぼろぼろだった。よく指をかむ。ストレスなんじゃないだろうか、そんなことを思いながらそれでも私は撫でる。腕から肩へ伝っていって、私の耳も軽くかむ。かわいい。でも、痛ましい。

本来夜行性のハリネズミを抱っこする。抱かれているうちはせわしなく動くけれど、少し放置すると体を丸めて眠りだす。そうだよね、眠いよね、と思う。それでも私は撫でる。かわいい。でも。

フクロウは大型のものだと、羽根を広げると180cmにもなるという。広げれば羽根がどこかへ必ずぶつかってしまいそうな、細長い狭い空間に、十数羽のフクロウたち。みんなじっとしている。

彼らは昼行性と夜行性のものがいるらしいけれど、夜行性の種類のものも、ここでは餌をあげるのが昼間だから昼も起きていたりするらしい。
フクロウは狩り以外の時はほとんどじっとして体力温存に努めるのだというが、ここでは狩りなどおろか、満足に飛ぶことすらできない。じっとしていることしかできない。

私の肩に載ったフクロウは、ずっと窓の外を見ていた。雨が気になるのかも、というようなニュアンスのことをスタッフの女性が言った。雨が気になるフクロウ。

全体としてはかわいかった。楽しかった。興味深かった。知識も増えた。
でも、かすかな後味の悪さが残留した。その後味の悪さは、時間が経てば経つほど、大きくなっている。

雨が気になるフクロウ、飛べないフクロウ、それはフクロウのフクロウたる根源が丸ごと損なわれてしまっているような気がする。

人間(私)のエゴとか、動物園との違いとか、ぐるぐると考え出すときりがなくなってきた。
でも、できれば考えて、まとまった文章にできたらなあ、と思う。
[PR]
by sumi0313 | 2017-06-20 23:51 | ひびおもう