言葉を伝える練習帳。


by sumi0313
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外は曇

四角い窓が切り抜く空は
一面の淡いグレイ
いつの頃だったか
今の今まで青空だったのに
少しづつ雲がかかるようになり
やがてすっかり埋め尽くされた
そして 一日だけ雨が降った

あの真暗な
真黒な空

あの日はいつまでも土砂降りが続いた
大声を上げて空は雨を降らしていた
朝 雨は止んだが
相も変わらず空は灰色をしている

いつまで続くのだろうか
この空模様
私は一斤のパンと
オレンジ・ママレイドを買い
この空の下を歩く
空は映す 歩く私を 私の内を
鏡のように

灰色の雲天井は いつまで経っても
ちらとも動かず
ただじっと耐えていた
今にも爆発して無限の雨滴をこぼしてしまいそうで
あふれくる思いをぐい と押さえ付けて
今日も耐えて 空は曇
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# by sumi0313 | 2004-05-23 00:57 | ことばづくり

映画の後の現実

今日(日付ではもう昨日ですが)、テレビで映画見てました。
「プライベート・ライアン」の前編。
けっこう見た人もいるのかな?
前からちょっと気になってたんですが、
というのもタイトルからはあまり想像できない
かなりキツイ戦争映画だって周りから聞いてたので。
pivateって兵士って意味らしいんですよね、
原題は"Saving Private Ryan"(ライアンのつづりがあやしい…)
だから、原題の方がわかりやすいような気もするけど

で、見たらほんとにキツかった。
人がどんどん撃たれて、頭が割れて、足がもげて…
いままでいくつか戦争映画や映像は見たけど、
これがいちばんキツイ描写だったような気がする。
でも、これと同じ(もしくはそれ以上の)光景が、今この瞬間も起きていて。
映画見終わった後、ニュースでイラクの空爆とか誤爆とか、
現実できっちりフィードバックされてくる。
な ん だ ろ ?
世界中で戦争をテーマにした映画とか、小説とか、写真集とか
いっぱい出てるのに、どうして続いてるのか。
そうしたものが生まれるのは、決して戦争をうながすためじゃないのに。
政治とか宗教とか経済とか、世界はすごくこんがらがってて
これは自分じゃ到底扱いきれないテーマだけど、
扱いきれないからって投げだしちゃいけないテーマだなと
改めて思いました。
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# by sumi0313 | 2004-05-21 03:08 | えいが
最近ほんよみコーナーばっかりですけど。
でもこの本のこともぜひ書いておきたくて。
藤田一咲(ふじた いっさく)さんの『ハッセルブラッドの時間』。
なんで今回だけ「さん」づけかというと、一つの縁でちょっこり
お会いしたことがあったんです☆

この本はフリーカメラマンの藤田さんが、
いちばんのお気に入りのカメラ「ハッセルブラッド」と一緒に、
「極上の時間」を過ごすことをテーマに書かれたエッセイ。
藤田さんはハッセルブラッドが大好きで、
ハッセルブラッドでじっくり写真をとるこの時というのを
こよなく愛してるっていうのがじんわり伝わってくる。
スウェーデン製の、歴史ある名カメラだそうで
(世界中でプロに使われてる!)、
ちょっとごつくてかわいい黒のボディと、真四角なフィルムが特徴。
まあ、ハッセルブラッドに関してはこのエッセイに
詳しく、愛情たっぷりに描かれているので読んでくださいね。

私は文を書くのが好きで、何書こうとかいろいろ考えながら
書いているその時間が大好きで、
ツールは違えど、これも一つの「極上の時間」なのかも。って思いました。
でもこのエッセイを読んだら、私もなんか写真とりたくなってきた…!
私もこういうふうに、読む人を自然に魅了できちゃう文章
書けるようになりたいなぁ
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# by sumi0313 | 2004-05-20 03:00 | ほんよみ

痛みと青春

カラマーゾフと並行して、読みました。
というか、立ち読みしました(本屋さんごめんなさい)。
金原ひとみの『蛇にピアス』。

あらすじ→
主人公のルイが、知り合った男(アマ)のスプリットタン(先が二つに
割れた蛇の舌みたいなの)を真似しようとする。
スプリットタンにするために、舌ピアスを開けにいった店で、
タトゥーを派手に入れた店主のシバに会う。
ルイは「自分もスミ入れたい」と言って…あとは読んでね

描かれてる世界は、舌ピアスとかタトゥーとか暴力とかセックスとか
そういうのがあふれていて、
自分が今いる世界とはだいぶ違かった。
でも、共感できる部分も確かにあって。
舌に太いピアスを無理やりはめ込むルイの衝動、その種(たね)は
誰の心にでもあるんじゃないかなあ、と感じてしまった(私だけ?)
乱暴さも、空虚さも、快楽も、かなしみも、
全部ひっくるめてごちゃまぜになって、
で、そのごちゃまぜの中にちらっと若さが見えるような話だと思う。
現代の青春小説って言うほど甘くないし、軽くないけど、
…でも、そんな匂いもちょっとする。それがちょっと救いなのかな。

芥川賞にふさわしいとかどうとか、えらそうなことは言えないけど、
一つの物語が何かしらの意味を帯びて完結する、というのは
同じ年代としてすごいなあ、ととりあえず思う。
なつめも負けてられませんっ
綿矢りさの『蹴りたい背中』もそのうち読んでみようっと。
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# by sumi0313 | 2004-05-19 03:25 | ほんよみ

「こたえはきっと」

自分の目の前に道が二本。
一本は、脇に草木が生えてて割と優しそうな雰囲気。
もう一本は風がきりりと吹いていて、割と凛とした雰囲気。
どちらもとても魅力的だけど…

なつめはどっち行こうかなあといま考えてます。
いままで多少がんばってきて(たぶん)、
目の前に道を二本作ったのですが。
はてさて、どっち行こうかな??

まあ、こういうときは Kinki Kids の
「こたえはきっと心の中に」でも歌うか。

別にジャニーズ好きというわけではないんですが、
この曲を作って提供したアーティストが大好きな姉に
たまたまこの曲を教えてもらったんですね。
当時高3だった私は受験のテーマソングになってました。
あの時も、道が二本。
今振り返ってみて、この道を進んできてよかったー
と思ってるので、この先人生、いくつも道が出てくるんだろうけど
この歌うたって乗り切りたいなあと思います。

こたえはきっと心の中に
全てはずっと左の胸に
しまわれているのだろう

そう、素直になって自分の心を見てみればきっとわかるハズ!
ということで、割とマイナーな曲かもしれませんが、おすすめです。
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# by sumi0313 | 2004-05-18 02:11 | ひびおもう