言葉を伝える練習帳。


by sumi0313
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最近ほんよみコーナーばっかりですけど。
でもこの本のこともぜひ書いておきたくて。
藤田一咲(ふじた いっさく)さんの『ハッセルブラッドの時間』。
なんで今回だけ「さん」づけかというと、一つの縁でちょっこり
お会いしたことがあったんです☆

この本はフリーカメラマンの藤田さんが、
いちばんのお気に入りのカメラ「ハッセルブラッド」と一緒に、
「極上の時間」を過ごすことをテーマに書かれたエッセイ。
藤田さんはハッセルブラッドが大好きで、
ハッセルブラッドでじっくり写真をとるこの時というのを
こよなく愛してるっていうのがじんわり伝わってくる。
スウェーデン製の、歴史ある名カメラだそうで
(世界中でプロに使われてる!)、
ちょっとごつくてかわいい黒のボディと、真四角なフィルムが特徴。
まあ、ハッセルブラッドに関してはこのエッセイに
詳しく、愛情たっぷりに描かれているので読んでくださいね。

私は文を書くのが好きで、何書こうとかいろいろ考えながら
書いているその時間が大好きで、
ツールは違えど、これも一つの「極上の時間」なのかも。って思いました。
でもこのエッセイを読んだら、私もなんか写真とりたくなってきた…!
私もこういうふうに、読む人を自然に魅了できちゃう文章
書けるようになりたいなぁ
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# by sumi0313 | 2004-05-20 03:00 | ほんよみ | Comments(2)

痛みと青春

カラマーゾフと並行して、読みました。
というか、立ち読みしました(本屋さんごめんなさい)。
金原ひとみの『蛇にピアス』。

あらすじ→
主人公のルイが、知り合った男(アマ)のスプリットタン(先が二つに
割れた蛇の舌みたいなの)を真似しようとする。
スプリットタンにするために、舌ピアスを開けにいった店で、
タトゥーを派手に入れた店主のシバに会う。
ルイは「自分もスミ入れたい」と言って…あとは読んでね

描かれてる世界は、舌ピアスとかタトゥーとか暴力とかセックスとか
そういうのがあふれていて、
自分が今いる世界とはだいぶ違かった。
でも、共感できる部分も確かにあって。
舌に太いピアスを無理やりはめ込むルイの衝動、その種(たね)は
誰の心にでもあるんじゃないかなあ、と感じてしまった(私だけ?)
乱暴さも、空虚さも、快楽も、かなしみも、
全部ひっくるめてごちゃまぜになって、
で、そのごちゃまぜの中にちらっと若さが見えるような話だと思う。
現代の青春小説って言うほど甘くないし、軽くないけど、
…でも、そんな匂いもちょっとする。それがちょっと救いなのかな。

芥川賞にふさわしいとかどうとか、えらそうなことは言えないけど、
一つの物語が何かしらの意味を帯びて完結する、というのは
同じ年代としてすごいなあ、ととりあえず思う。
なつめも負けてられませんっ
綿矢りさの『蹴りたい背中』もそのうち読んでみようっと。
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# by sumi0313 | 2004-05-19 03:25 | ほんよみ | Comments(0)

「こたえはきっと」

自分の目の前に道が二本。
一本は、脇に草木が生えてて割と優しそうな雰囲気。
もう一本は風がきりりと吹いていて、割と凛とした雰囲気。
どちらもとても魅力的だけど…

なつめはどっち行こうかなあといま考えてます。
いままで多少がんばってきて(たぶん)、
目の前に道を二本作ったのですが。
はてさて、どっち行こうかな??

まあ、こういうときは Kinki Kids の
「こたえはきっと心の中に」でも歌うか。

別にジャニーズ好きというわけではないんですが、
この曲を作って提供したアーティストが大好きな姉に
たまたまこの曲を教えてもらったんですね。
当時高3だった私は受験のテーマソングになってました。
あの時も、道が二本。
今振り返ってみて、この道を進んできてよかったー
と思ってるので、この先人生、いくつも道が出てくるんだろうけど
この歌うたって乗り切りたいなあと思います。

こたえはきっと心の中に
全てはずっと左の胸に
しまわれているのだろう

そう、素直になって自分の心を見てみればきっとわかるハズ!
ということで、割とマイナーな曲かもしれませんが、おすすめです。
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# by sumi0313 | 2004-05-18 02:11 | ひびおもう | Comments(0)

カラマーゾフ中。

ブックレビューもしよう!と思ったんですが、
今読んでる本がなかなか読み終わらない…
読み終わるの待ってたらちょっと書くのが
遅くなってしまいそうなので、読み途中だけど書いちゃいます。

タイトル通り、現在なつめが読んでいるのは
ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』。
ロシアの長編名作ってやつです。
前に『罪と罰』を読んだんだけど、
この作品も負けず劣らずクセが強い。そこが魅力なんだけどね。
イメージは荒れる大海原、もしくは手負いの獣(?)

あらすじは、それぞれ独特の激しい性格を持つ
カラマーゾフ家の父&3兄弟の愛憎劇…てとこでしょうか。
まだ途中だから、この先どうなるかわかりませんが。
ドストエフスキーのくどいまでのロシア観・宗教観がごたまぜに
なってぶつかってくるような作品の世界は慣れるまで大変。
でも、一旦その世界に引きずり込まれるともう止まらないんだな。

…ああ、まだいろいろ書きたいけど、
長くなっちゃうしまた書くだろうから、ここまでにしておこっと。
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# by sumi0313 | 2004-05-12 01:30 | ほんよみ | Comments(0)

とかげ

砂漠。
ブラウンというよりはロイヤルミルクティーの色。
砂は何よりも、きめこまかい。
私は小さいとかげで、ロイヤルミルクティーの砂の中にもぐって、安心する。
砂の中はそれほど、熱くはない。
太陽は銀色。
私の青りんご色のうろこは、どうしてもいとおしい。
ロイヤルミルクティーの上で、私はうれしくってころげまわる。
おなかはいつまでたってもぞうげ色。
私は太陽の銀に刺されて、
悲鳴をあげながらものすごいはやさではしった。
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# by sumi0313 | 2004-05-09 16:22 | ことばづくり | Comments(0)