言葉を伝える練習帳。


by sumi
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【短歌】2016年 夏

雨あがり道路にえがく自転車のシークエンスは唯一無二の

おのが色の鮮やかなこと知らぬのかラベンダーの中の紋白

夏至去りて盛夏迎えるこの星を取り巻くすてきなタイムラグかな

濃紺にふつか月ありその端にぷつり指先刺してみたくなる

唐突にあおむらさきの朝顔の塀より覗き夏、とささやく

ゆくりなく海行きたしと思へどもすぐ飛び立てぬ鳥の如くには

まろき月見上げる我の欠損をひとときやさしく補いたりし

ほとばしる蝉の吶喊(とっかん)、放縦にこの肉体を侵せよ、侵せよ

名も知らぬ山の端あかく色づきて陽は我を刺し郷里近づく
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by sumi0313 | 2017-01-16 16:34 | ことばづくり