言葉を伝える練習帳。


by sumi
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34/101:夜

幾層にも積み重なった
意識は ぼろぼろめくれはしても
どれもこれも濁った色をしている
湿り気を帯びてもろく はがれては混ざり合い
腐葉土のようで
ただ決してあたたかではない
それは何の豊かさも含まない

何物も生み 育てることのできない土くれに
埋もれてしまいそうな時
一片の白い布を思い出す
白は無垢 白は何も知らない
底の底から音もなく盛り上がり殖えていく腐葉土をそれで覆ってしまえば

なのにすぐにはみ出して

ちいさな白では覆いきれずその裾はめくれよじれていく

急いで直してもまた
強引にぎっちりと覆ってもまた
その白では隠しきれない 消し去れない
冷たくまずしい ぼろぼろの腐葉土はそれを分かっている
それでもなお布は何度もかけ直され
めくられ またかけ直される
かけ直すその手は声をあげて泣いているが
何度も何度も
ぶわぶわと膨れる濁った意識が殖え疲れてねむるまで
何度も何度も
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by sumi0313 | 2007-09-27 01:27 | 詩101題。