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カテゴリ:ひびおもう( 102 )

夢日記

今日は有給。
朝からの用事を済ませて夕方に帰ってきたあと、お腹が痛いから横になっていたら眠ってしまった。

夢を見た。

私は今もう無くなったはずの実家の玄関にいた。ドアの向こうの居間には他の家族たちがいたようだった。
上がり框のところに腰かけていたら、もう亡くなったはずの飼い犬がふとやってきた。
生きていたころより少し白くなって、毛が長かったけれど、確かに彼だった。
呼びかけたら、こちらへ静かに歩み寄ってきた。生きていたころは元気でやんちゃだったけれど、ずいぶんと落ち着いて、なんだか立派になったようだ。名前を呼んで、たくさんなでた。

そのあとはよく覚えていない。

死んで10年以上経つけれど、もしかするとこんなにはっきりと夢に出てきたのは初めてかもしれない。なぜ今このタイミングだったんだろう。やさしい犬だった。

by sumi0313 | 2019-04-16 22:16 | ひびおもう

秋雨

スマホの調子が良くない。
バッテリーは問題ないけれど、画面の感度が悪いというか、押しても動かないところや、押した場所とは違う場所が反応するようになってしまった。
その場所は、まるで病巣が広がるみたいにじわじわと増えている。
いい加減、変えなくては。


今の仕事を始めてから、「忙しくて大変そうだけど、充実してそうでいいね」というようなことを言われることが増えた。
そういうことを言うのは、9年ほど続けていた親の家業の手伝いを辞め、昔からやりたかった出版の編集の仕事に就いたことを知っている人たちだ。

私はこの仕事を始めてから、面白い、楽しい、充実している、向いていると思ったことは、実はあまりない。ごく初期はあったかもしれない。

入社して3ヶ月弱で、私がメインで担当した最初の書籍がこの世に生まれた。
フォーマットも決まっている、作りとしては簡単なものだが、おそらくど素人が携わるには早すぎるくらいの早さだろうと思う。
監修者を選んで打ち合わせをし、本文を書き、デザイナーと装丁を相談し、つまりは編集というものをした。
連日夜遅くまで、休日も家や会社で、無力感を押し込めて作業した。

けれど、本がいざ刷り上がって届いたとき、それを見て「へぇ」というくらいの感想しか生まれなかった。
感動とか、感慨といったものは、正直言ってなかった。

日々やることは山ほどあって、あっという間に週末を迎えて、気がつけば1ヶ月。忙しくて、結局平日は家事ができない。
休日も何もする気が起きなくて、食事すらおっくうでほとんど布団の上なんて日もある。

だから、充実してそうだね、と言われると曖昧に笑うしかない。充実って何だろうと思う。
でも、他の人からはそう見えるらしい。

校了まであと3日だから、今日も家で仕事をしているけれど、やる気がおきない。ゲラのチェックの精度はかなり落ちているんじゃないかと思う。
自分が選んだ仕事なので、文句は言えない。言ってもいいんだろうけど、充実してそうでいいねと言う人にはなんだか言ってはいけない気がする。
でもそれもきっと、私の勝手な思い込みだ。

スーパーに行って、夕飯の買い出しをしなければいけない。こうやってさぼって、校了前にだらだらと別の文を書いている時間は、本来ない。


秋の雨が続いている。この時期の雨は、あまり好きになれない。ただでさえ不安定な気持ちが掻き乱されて、ぐちゃぐちゃする。いらいらする。


by sumi0313 | 2018-09-29 18:05 | ひびおもう

how to take

今日、思いきって聞いてみて良かった。
私の発する言葉が、思ってもいないように(それも、ネガティブな方向に)受け取られていることが分かったから。
いやいや、そんな風に捉えないでよ…とも思ったけれど、もしかしたらそれは私もよくやってしまっていることなんじゃないか、すぐそんな思いが沸き上がって、そうか、そう捉えてしまうこともあるか、と思い直した。
私はもしかして、今までいろんな人の言動を変にねじ曲げて受け止めてきてしまっていたのかもしれない。

私にしろ彼にしろ、周囲の言動をそういう風に受け取ってしまう時、それは自分の中に何らかの負い目を感じている時なんじゃないだろうか。
その負い目が正当なものであるかどうかは関係ない。自分で勝手に作り出して勝手に抱え込んでしまっている負い目も、おそらくわりとあるのだと思う。

何かを良くないように受け取ってしまう時、自分の中の何の負い目がそうさせているのか、そしてその負い目は果たして抱えているべきなのか、少し立ち止まって考えられたらいいのかな。
癖のようなものだから、なかなか気づきにくいと思うけど。

そして誰かが抱えている負い目は、わかることもあるけれど、おそらくほとんどわからない。
でも、今日みたく話すことで、その人が抱えている負い目をわかることができる。
そうしたら、もう少し気をつけて接することができる、気がする。
うまくすれば、もしかしたら、それを少し軽減させることさえできるかもしれない。
それは私にとってまだ難しいけれど、そんな意識を持っていられたらいいなと思う。

やっぱり話さないと、わからないんだね。
踏み込んだ話するのって、すごく苦手だけど、今日は聞くことができてよかった。

by sumi0313 | 2017-09-13 01:47 | ひびおもう

くちなし

くちなしの花びらを一枚摘み取ろうとしたら、途中で切れてしまった。
白くやや肉厚な花弁は、なんだかつややかな和紙みたいだ。

切れたところをかいでみたら、あのふんわりと甘く妖艶な香りというよりも、少し青臭いえぐみのある匂い。
意外な感じがした。
切れたところから、葉脈が少しずつ茶色になっていく。さっきの匂いは、花の血の匂いなのだと思い至った。
私が好きなあの匂いは、花が生きていないとかぐことができないんだろうか。

花弁を手で、繊維に沿って割いてみる。
白が裂ける、その血の匂いが指先につく。
やわらかく、音もなく裂けていく白い花びらの表面ははかすかにしっとりとしていて、きめこまやかで、私の指の腹に馴染む。

それにしても、子どもの頃と変わって、花や枝を手折ることに随分と罪悪感を感じるようになったなぁと思う。
by sumi0313 | 2017-07-08 00:19 | ひびおもう

フクロウカフェ

フクロウカフェなるものに行った。

フクロウだけでなく、小鳥やハリネズミなどもいる。
普段なかなか触れ合えない動物たちに、直接触れることができるという意味では、貴重なのかもしれない。

途中、小型のフクロウが肩に載ってきてくれた。ヒナの頃からその店で育てられたので、全く人を警戒しないのだという。他の小動物たちも、抱いたり撫でたりして少しの時間を過ごした。

猫カフェとかうさぎカフェとか、動物との触れ合いに主軸を置いた店はいろいろあるけれど、行くのは初めてだった。なんとなく、自分の感覚に矛盾が生じて、混乱する。かわいい。でも、かわいそう。

触れ合うために、店員さんがケージから出してくれた小鳥は、尾羽がぼろぼろだった。よく指をかむ。ストレスなんじゃないだろうか、そんなことを思いながらそれでも私は撫でる。腕から肩へ伝っていって、私の耳も軽くかむ。かわいい。でも、痛ましい。

本来夜行性のハリネズミを抱っこする。抱かれているうちはせわしなく動くけれど、少し放置すると体を丸めて眠りだす。そうだよね、眠いよね、と思う。それでも私は撫でる。かわいい。でも。

フクロウは大型のものだと、羽根を広げると180cmにもなるという。広げれば羽根がどこかへ必ずぶつかってしまいそうな、細長い狭い空間に、十数羽のフクロウたち。みんなじっとしている。

彼らは昼行性と夜行性のものがいるらしいけれど、夜行性の種類のものも、ここでは餌をあげるのが昼間だから昼も起きていたりするらしい。
フクロウは狩り以外の時はほとんどじっとして体力温存に努めるのだというが、ここでは狩りなどおろか、満足に飛ぶことすらできない。じっとしていることしかできない。

私の肩に載ったフクロウは、ずっと窓の外を見ていた。雨が気になるのかも、というようなニュアンスのことをスタッフの女性が言った。雨が気になるフクロウ。

全体としてはかわいかった。楽しかった。興味深かった。知識も増えた。
でも、かすかな後味の悪さが残留した。その後味の悪さは、時間が経てば経つほど、大きくなっている。

雨が気になるフクロウ、飛べないフクロウ、それはフクロウのフクロウたる根源が丸ごと損なわれてしまっているような気がする。

人間(私)のエゴとか、動物園との違いとか、ぐるぐると考え出すときりがなくなってきた。
でも、できれば考えて、まとまった文章にできたらなあ、と思う。
by sumi0313 | 2017-06-20 23:51 | ひびおもう

短歌近況

久々の更新。

短歌を前より意識的に外に出すようになってから特に思うのだけど、作ったあと、ある程度寝かせた方がいいんじゃないかなということ。

作った直後は「いいのできた」と思っても、少し時間が経ってから前に作ったものを見返してみると、「ん、そうでもないな」っていうものが割にあったりする。
寝かせるって、大事だと思う。
まあ、Twitterとか、作った直後にだいたい上げてしまうんだけど。

前回の記事で、少し作るのが滞ってる的な事を書いたけれど、なんだかんだでその後も作ってる。
今月も10首以上できた。
作らないときは数日なんにも作らないけど、作るモードになると一気に数首できたりするから、よく分からない。
そしてまだまだ、ギリギリのところを描けていない。
ギリギリの、えぐるようなやつ、作りたいんだけどな。
難しいな。
by sumi0313 | 2017-03-23 00:46 | ひびおもう

ひといき

短歌作ることに、ちょっとつまづく。
土曜日、図書館で歌集をいくつか読んだせいかな。
すごくいい歌がたくさんあって、思わずふふってなったり、涙が出そうになったり、勉強にもなったんだけど。

頭でっかちになってる気がする。
私にはこんながつんとくるようなもの作れそうにない、とか、もっと深く考えて精巧に組み立てなければ、とか、必要ないことを考えて勝手に切羽詰まってるような。

趣味なんだもの、好きなときに、好きなようにうたったらいいんだ。
それでも、外部への投稿を意識してるせいか、ここ最近作れてないなあ、思い浮かばないなあとか思ってしまったりして、ほんのり焦燥感。
もやもやすることはあれど、うまくまとまった表現に、というか、言葉にすらならない。
言葉にしたいという気持ちはあるのにな。
うーん。
今年は流れに乗って、外に向かって動こうと決めたけど、ちょっと、インターバル置こうかな。

by sumi0313 | 2017-02-14 00:00 | ひびおもう

青春ということ

寝ようとして、布団に入って、すぐに眠れないから、ぼんやりしていたら、ふいに昔のことを思い出して、苦しくなった。

きっかけは、もし、いま一人でスペインに行ったら、って想像したこと。
いまの私が、グラナダの、あのアルハンブラの外郭の、少し高台になっているあたりから景色を見下ろしているところを想像したら、約14年前にそこにいた自分を強烈に思い出した。
正確には、その頃の自分の感覚というか、心持ち、といったものがいまの自分に肉薄して重なった。
あまりにも昔といまが違い過ぎて、苦しくなった。
あの時の自分は、なんて軽やかだったんだろうと思った。
もちろん当時もいろいろ悩んでいたことはあったし、別にいまが重いとか、不幸だとか、そんなことではなくて。

よく、昔に戻りたいとか、子供の頃に戻ってやり直したいとか言うけれど、私はいままでずっと、戻りたいなんて思ったことはなかった。
それが、その瞬間、少しだけ思ったような気がした。
でもよく考えてみると、それも違う。
やっぱり、戻りたいわけではない。
でももう二度と過ごすことのできないあの時は、「絶対に戻れない」と思うからこそ、苦しくなるほどきらきらして見えた。

たとえ、いま持っているものを放擲して、己を軽くすることができたとしても、その軽さはあの軽さでは決してありえない。
もう、昔の自分にはどうやったってなれない。
それが、陳腐だけれど時が過ぎるということで、大人になるということなのだろう。
ああ、あの頃の、あの気持ちは青春だったんだなと妙に納得した。

こうして書いてみると本当によくある話、当たり前の、定型的なことなんだけれど、自分の中で、自分のこととして、腑に落ちた感じだった。
by sumi0313 | 2017-01-12 02:37 | ひびおもう

ひとり

ひとりの休日。
気が向いたので、いつもよりしっかりお化粧して、髪も巻いて、外に出た。
でも行った先は、携帯ショップと100均とドラッグストア。
遅いお昼ご飯はウェンディーズ。
このあと、泳ぎに行こうか考え中。
さして彩りもない内容なのだけど、それでも意外と、悪くない。

当たり前だけどひとりの時って、全部ひとりで判断して行動する。
何を買うとか、このあと何をするとか、ご飯はどこで食べるとか。
細かいことなんだけど、自分で自分のことを判断して行動するって、楽しい。
楽しいと思うということはつまり、いつもは細かいことを無意識に人任せにしてしまって、私はどうしたいのか、あまり考えていないんだと思う。

別に普段はそれでいいと思っているし、そもそもあまり気にすることもない。
それでもこういう時、自分のためだけに考えて行動していると、小さいけれど奇妙な充足感がある。
ひとりの時にもう少し練習して、誰かといても、もう少し自分で判断していろんなことが行動できるといいなあ。
by sumi0313 | 2016-09-25 15:20 | ひびおもう

夢日記

久しぶりの、夢日記。

姉とあと二人、誰だか忘れてしまったけれど合計四人で、スペインのグラナダに旅行に来た。
そこにある映画館に、姉が行きたがった。
プラネタリウムも兼ねた、三角形の屋根をした古い映画館。

実際にはそんな映画館なんて存在しないし、そもそも姉と二人で昔グラナダにいたときも、映画館すら行ったことはないのに。
それでも、中に入って椅子に座った私は、その場所に姉と入り浸っていた日々を強烈に思い出し、その懐かしさに涙ぐんでさえいた。
隣に座っていた人に、その思い出の一端を話した。
プラネタリウムが始まって、椅子が急にガタンと横倒しになった。

大体そんな内容。
なぜ夢の中で、行ったことのない架空の場所に、あんなに強くノスタルジーを感じたのかよく分からない。
目が覚めてからも少しの間、本当に昔その場所に行っていたのだと思い込むくらい、なんだか印象深かった。
どこか、実際に在って私が忘れてしまっている場所のメタファーなのかな。

それにしても、夢って、こうやって書いてるうちにもどんどんぼやけていってしまう。
この文章を書いたから、きっと大枠は覚えていられるけれど、細かいニュアンスやあの気持ちの揺れは忘れてしまうだろう。
なんとなく、覚えていたい夢だったな。
by sumi0313 | 2016-08-04 09:35 | ひびおもう